2008年3月19日 (水)

東京やなぎ句会 in広州

永六輔、柳屋小三治、入船亭扇橋、小沢昭一、加藤武そうそうたるメンツが
顔を揃えている俳句の会であるが、あちこちで毎月17日俳句は(5+7+5)
という意味で、この日に句会をやっているらしい。
さすがに40年もこんなことをやっているとあってものすごい爺さんばかりである。
そんな爺さんたちを永六輔が率いて広州にやってきた。
前日は観光を兼ねた句会を広州市内でおこない、広州日本商工会の
催しで参集してきて、俳句を紹介して、小沢昭一がTALKと芸術の域のハーモニカ
を披露した。とどめは入船亭扇橋と柳屋小三治の古典落語二連発。

実は、こんなメンバーが身近で見られる機会があったのは伏線があった。

前回、3年以上前になるがこのメンバーと広州の豪華HOTELの一室で
20人ほどで密かに集合した席に私も同席していた。

世間のみながこのタイミングで絶対行かないだろうとの予想を裏切って、
時の小泉首相が靖国参拝を強行した翌日に日本人が多数集まって集会は
中国本土では到底出来ない。中山大学講堂での句会は、公安(警察)の強い
要請もあって遭えなく中止となった。
中国人の反日感情が一気に高まるなか、句会は中国大酒店のスイートルーム
で極めて密やかにおこなわれたのである。
永さんほかメンバーの声を潜めたTALKはあったが、政治の茶番に翻弄された
寂しい限りの集まりであった。もちろん古典落語の出し物など一切なし。
そのリベンジともいうべき仕切りなおしが3年越しの執念でついに叶った。
小沢昭一のTALKに笑い、ハーモニカを聴き、古典落語の本格派の話に
しばし時を忘れた。
語りはさすがであるが、永さんや小沢昭一の予想以上の老い、ネタも老人ボケ
ネタがやたら目立ち寂しい限りである。
「こういった形でお会いできる最後」とか「皆様とも見納め」とか彼らの本気とも
つかない話に、そこはかない物悲しさを感じてしまう。
ただ、老いてもなお話術で人をひきつける持って生まれたTALKのセンスには
まさにプロの執念を感じた。

Dsc01652 句会の案内

Dsc01659 小沢昭一(クビから下は元気で走って入退場した)

Dsc01656 永六輔(マイクを持てばプロのTALK)

| | コメント (0) | トラックバック (0)